人気VTuber「月ノ美兎」がにじさんじ所属の代表格として訪れた埼玉県の“珍スポット”こと「八潮秘宝館」での取材が、まさかの炎上騒動に発展。ファンにも好評だった動画が非公開となり、秘宝館側からは「絶縁宣言」まで飛び出す異常事態となりました。一体何が原因だったのか?「八潮秘宝 にじさんじ」を巡る今回の事件を、読者目線で徹底分析。月ノ美兎の言い分、秘宝館側の憤り、そしてSNSで巻き起こった反応まで、すべてを網羅しながら解説します。読み終えた頃には、ただのトラブルではなく、「情報と信頼のミスマッチ」が生む現代型炎上の構造が見えてくるはずです。
騒動の発端──「八潮秘宝 にじさんじ」間に何が起こったのか?
にじさんじの月ノ美兎と八潮秘宝館のトラブル問題、どちらが悪いかはともかく、八潮秘宝館側のブログがあまりに酷すぎてたとえ委員長側が悪かったとしても秘宝館側庇いたくない。
クズとかクソとか脳みそ腐ってるとか誹謗中傷が酷すぎる。 pic.twitter.com/UxKNp057Co— まこと (@Arkzero0) June 20, 2025
6月17日、月ノ美兎が投稿したYouTube動画がきっかけとなり、秘宝館側とのあいだに深刻な摩擦が発生。にじさんじが築いてきた“信頼ある取材スタイル”にも揺らぎを与えるこの騒動、根本にはいくつもの“認識のズレ”がありました。
月ノ美兎が投稿した“秘宝館レポート動画”とは?
動画のテーマは「秘宝館めぐり」でした。アダルト系のミュージアムという独特な題材を扱いながらも、月ノらしい知的かつユーモラスな編集が光り、YouTubeでも瞬く間に再生数を伸ばしました。
動画タイトル | 再生回数(初動) | 評価(公開時点) |
---|---|---|
「秘宝館 秘宝館 ネモフィラのお花畑 秘宝館」 | 約60万回(2日間) | 高評価9割以上 |
ところが、その裏では「無断取材」や「無許可録音」など、複数の問題が発生していたのです。
八潮秘宝館側の主張──“無断取材”と“無礼な対応”
6月20日、館長の兵頭喜貴氏がブログで正式に抗議声明を発表。問題点は以下の4つでした。
指摘内容 | 詳細 |
---|---|
無断来館・取材 | 予約制にもかかわらず事前連絡なしで来館。後日訪問時も申請なし。 |
無断録音 | 録音開始のタイミングや方法に問題があると指摘。 |
許可なしの第三者録音 | 来館者の声を無許可で録音・公開した疑い。 |
マネージャー対応 | ANYCOLORの担当者からのメールに「不快感」。特にこの点が決定打に。 |
月ノ美兎の反論と謝罪──認識のズレを説明
一方で、月ノ美兎も同日X(旧Twitter)で謝罪文を発表。意図的な無断取材ではなく、**「許可を得たつもりだった」**という姿勢を見せています。
問題点 | 月ノ美兎側の見解 |
---|---|
撮影許可 | 館長から「動画にしていい」と言われたため許可済みと認識。 |
録音タイミング | 「今撮るべきでは?」という発言を受けて録音を開始。 |
来館者音声 | 「顔はNG、声はOK」との許可をもらったとの認識。 |
マネージャーの連絡 | 館長ブログに個人情報が含まれていたため削除をお願いしたが、それが火種に。 |
月ノ美兎と秘宝館館主の背景と人物像
両者の“考え方の違い”を理解することが、この騒動の本質を捉えるカギです。
月ノ美兎(にじさんじ所属)のプロフィールと特徴
名前 | 月ノ美兎(つきのみと) |
---|---|
所属 | にじさんじ(ANYCOLOR株式会社) |
活動歴 | 2018年〜(VTuber黎明期から) |
登録者数 | 約141万人(YouTube) |
特徴 | 清楚系 × 教養 × ブラックユーモアの融合キャラ。知的な語り口でファン層は幅広い。 |
館主・兵頭喜貴氏の人物像と発信内容
名前 | 兵頭喜貴(ひょうどう よしたか) |
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役職 | 八潮秘宝館館長/写真家 |
表現手法 | ブログ・SNSで直接発信。文章にユーモアと皮肉を織り交ぜるスタイル。 |
初期印象 | 「月ノ美兎は勘が良く、才能のある人」と好意的だった。 |
両者の関係性に何が欠けていたのか?
今回の一件を象徴するのは、「信頼関係の構築不足」と「文化的認識のズレ」です。
欠如していた点 | 影響 |
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明確な取材ルールの共有 | 誤解と不信感を招いた |
丁寧な事前交渉 | スタッフ対応で信頼を失った |
現場判断への過信 | 録音・編集の自由度が逆に裏目に |
まとめ
今回の「八潮秘宝 にじさんじ」騒動は、単なる“VTuberの取材トラブル”では終わらない、現代の情報社会におけるリスク管理の在り方を問うものでした。
以下の3点が、特に今後の動画制作やコラボ取材で重要となるでしょう。
・相手の立場・文化への理解
・スタッフ対応=企業の“顔”という認識の共有
人気者であっても、丁寧な対話と誠実な対応がなければ、築いた信頼も一瞬で崩れます。
「月ノ美兎」というタレントの誠実さが光った一方で、組織対応の難しさが浮き彫りになった今回の騒動。VTuberという職業が社会的な影響力を持ち始めた今こそ、コンテンツ制作の“姿勢”そのものが改めて問われているのかもしれません。
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